その息子も今年は大学生。息子が高校を卒業する時、私に聞きました。「父さん、僕が高校卒業まで続けると言っていたが、もう止めるんだな？」と。 しばらく考えて「お前が大学を卒業するまで続けるか」と言って、今も毎朝地元の小学校に出かけています。 特に雨の日は、雨カッパ着て子供達が安全に校内に入れるよう学校正門での声掛けと交通指導です。 今一つは、毎週木曜日の読み語りです。８時１５分から１５分だけの読み聞かせですが、私は、紙芝居専門です。なぜなら、子供達の表情が見渡せるからです。子供大好きの私にとって、子供達の表情を正面から見据えることが出来るのは喜びひとしおです。２年前、シンガポールに行く機会があり、現地で子供向きの英語の絵本を買ってきて紙芝居にして読み聞かせています。更に、過去学校側の要請で近くの畑を借りて子供達にサツマイモを植えさせて芋掘り体験までさせていましたが、カリキュラムの多様化とかの理由で小学校の芋植え等はなくなりましたが、幼稚園は今年も芋を植えることから、これから芋の畝作りもしなければなりません。また、松岡にある畑では保育園の子供達にジャガイモ堀体験をさせています。マイクロバスで芋掘りに来た大喜びの子供達。また、今年は久しぶりに夏にスイカ割りをさせようと、ただいま植え付け準備中です。

世間話を交えながら話に花が咲き始めた頃、テーブルの配置を変えるということで記者もお手伝いをしながら様子を伺っていると、お昼休みに先生が読み聞かせをしに来るというではありませんか！そこにみえたのは女性の先生でしたが、なんだか不安気。 どうも思うように練習ができなかったようです。さあ、チャイムが鳴りました。給食を食べ終わった頃、続々と生徒たちが図書館にやってきます。次から次へとやってきて、思い思いの本を手にして読書に没頭。また、先生の読み聞かせを聞きに来た生徒たちもたくさんいて、あっという間に図書館はいっぱいになってしまいました。そんな館内を見渡していると、おすすめの本がポップ付きでディスプレイされていました。「学校図書館はただ本が置いてある部屋ではありません。ＰＴＡの方、地域の方、お子さんやお孫さんを通して学校図書館に関心も持って欲しい。」 「学校図書館には人(司書)がいなければせっかくの資料が眠ってしまい宝の持ち腐れになってしまう。」という安倍さんの熱い思いが伝わってくる風景でした。

ボランティアを始めたばかりの人の悩みや不安、また長く活動していることから生まれてくる悩み等など・・相談したり、自慢したりと話は尽きません。お互いによい刺激を受け合っています。 ２時間という時間もアッという間に過ぎてしまいます。今回３回目のテーマは「気になる本、紹介したい本」でした。 初めて出合う本もあり、紹介者の本に対する熱い想いに触れ、有意義で幸せな時間を過ごしました。毎回、全員出席とはいきませんが、無理をせず細く長く緩やかに繋がりながら、少しずつこの輪を広げていけたらと思っています。

この会は、随時会員を募集しています。これから読み聞かせボランティアを始めたい方も大歓迎です。もちろん見学ＯＫです。次回は９月を予定しています。内容、日時等詳しいことは、 「協育」ネット事務局までお気軽にお問い合わせください。
事務局 安達（090-8225-3659）
担 当 佐藤（097-556-8432）にご連絡ください。

　ポスター：実践交流会ポスター 2015.pdf
　詳　細　：第８ 回地域発デザイン実践交流会要項(最終).pdf

　「学習」と「教育」又は「需要」と「供給」をどうマッチングするかが「教育の協働」の施策の中核です。そこでマッチングの場として双方が集い、活動を交流することと共に、地域の教育資源に関する交流が必要である事から、地域教育資源と学習ニーズのマッチングを行う「協育見本市」を開催します。子どもたちが学校教育や社会教育において、これまで無かった学びを広げていくために、地域に存在する人的・物的な教育資源を発掘・整理して、受容者と供給資源をマッチングする見本市を開催するものです。