「協育」の取り組み Q&A




Q1 地域で「協育」を具体的にすすめるためには?


 たくましく心豊かな子どもの育成、社会の規範意識の醸成等を図るために、子ども対象の活動団体・グループや学校等の代表者が、それぞれの活動の状況や課題を共通理解し、連携して解決できる取り組みや、効果的に実施するための方策等について協議を行い、地域の団体・グループ、企業等へ呼びかけながら、今後の活動の充実を図ることが求められています。

 具体的には次のようなことを行うことによりネットワークの成果を発揮し、各活動の充実を図っていくことが考えられます。

 ①団体・グループの関係者で、活動を調整します。

  【例】各活動をテーブルに乗せ、学校行事等との関係を配慮しつつ、
     必要に応じて行事の日程の調整や会場の確保・調整を行います。

  【例】スポーツ少年団が過度に放課後、
     土日に子どもを拘束している状況が見られる中、
     少年団としての活動の多様化、団としての他の活動への参加等について
     関係者の理解を得つつ、日常的な活動のいきすぎ、
     保護者や子どもの実態等について協議し、各自の活動に生かします。


 ②団体・グループの活動の場を拡充します。

  【例】読み聞かせをして欲しい学校や図書館、児童館、
     公民館等と読み聞かせグループをコーディネートして
     多くの機会での活動を促進します。

  【例】活動の発表の場がない団体・活動が協力して活動発表の場を設けたり、
     地域の公民館祭り、敬老の日のイベントなどの
     既存のイベントに取りれることによって、
     子どもの活動・発表の場の確保や拡大をします。


 ③子どもが多様な活動に参加することができるようにします。

  【例】神楽グループの指導者が、
     子どもたちに読み聞かせグループへの集団参加を活動のプログラムに
     取り入れるなど、様々な体験をさせます。
     読み聞かせに参加している子どもたちが、
     神楽を体験する機会を読み聞かせグループが計画することも容易になります。


 ④地域の人材を発掘して、活動グループへの参加や学校への支援を促進します。

  【例】婦人会の指導者が、読み聞かせの理解を深め、
     自らの知人を読み聞かせグループに紹介するなど、
     今は活動していないが活動したい人の発掘やメンバーへの加入を促進します。

  【例】一部の人が指導して、取り組みがマンネリ化している放課後子ども教室等に、
     チーム員の情報網を活用して、マジックができる若い父親を発掘するなど、
     活動メニューを拡大します。

  【例】子どもは通学していないが、子どものために何かしたいというPTAOBや、
     地域の高齢者、公民館学級生等への呼びかけを広げて、
     環境整備や学習補助、ゲストティチャーとして学校教育活動への
     システム的な支援の輪を広げます。


 ⑤新しい活動団体・グループの発掘や育成を行います。

  【例】後継者がいないためにすたれつつある伝統文化を継承するために、
     学校や自治会、子ども会等との協議をして、
     関心がある個人や指導者への支援・協力により新しい地域活動を育成します。

 ⑥活動情報や広報の一元化など、地域住民への啓発、参加の呼びかけを行います。

  【例】「地域子育て1人一役の町づくり」等のスローガンを掲げ、
     自治会の回覧版に一元的な情報提供の場として確保するほか、
     各グループ内で広報誌や口コミで伝達するなど各種の組織力で参加・協力します。


 ⑦地域の教育資源を発掘・登録・活用を行う「資源バンク」を作ります。
 
  【例】学校や地域での活動で求める新しい地域の人や文化、
     自然等を「バンク」へ登録し、地域の様々な教育活動への活用を支援します。



Q2 特に、安全・安心なの取り組みについては?

 子どもの安全や子どもを非行から守る活動を効果的に実施するために、これまで関係事業を実  施している関係団体、機関、学校等が、それぞれの活動の状況や課題を共通理解し、連携して効果的に実施するための協議を行い、計画的・日常的に活動することが大切です。さらに、活動から得た子どもや家庭の情報をプライバシーに配慮しつつ一元化し、家庭とともに子育てするための取り組みが求められています。
 具体的には次のようなことを行うことによりネットワークの成果を発揮するととに、家庭・学校・地域住民が協働する地域づくりを進めます。
 
 ①活動組織間の課題を相互理解し、連携・協力・支援の方策を協議する。

  【例】各組織の活動の成果や課題を紹介し合い、相互理解し、
     連携・協力・支援の方策の協議を通して、
     注意・指導を優先するのではなく、
     「挨拶等の声かけから始める」「子どもの気持ちを聞く」等の
     統一した方法でパトロールをします。


 ②役割分担をして、計画的・日常的・継続的な安全・環境浄化活動を行います。
  

  【例】下記のような役割分担を行い、教員は学校で子どもに向かい合ってもらいます。
     ○各種組織が曜日を振り分けて担当します。
     ○各種組織がパトロール内容を分担して担当します。
          ○全組織での啓発的なパトロールをします。


③情報の一元化と処理・対応をします。

 
安全・環境浄化活動をとおして得た非行情報、危険情報や環境情報等の気になる情報の収集と適切な処理・対応をします。

  【例】パトロールや交通指導、環境調査活動の情報から課題を協議し、
     関係者へ依頼します。

  【例】子どもや家庭の気になる情報(万引き、虐待等)をもとにして、
     学校・民生委員等が協力して対応します。

  【例】職場は子どもの気になる情報や子どもの心を基にした
     従業員の研修を実施したり、
     PTAや研修会への参加し易い職場づくりを行う環境をつくります。

  【例】「子どもの声を聞くことから始まる子育て運動(仮称)」等の
     スローガンを掲げて地域住民へ啓発します。





※参考:「地域協育振興モデル事業手引き」
(平成17年4月 大分県教育委員会作成)


 


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