「協育」ネットワーク Q&A


1 「協育」ネットワークとは何ですか?


 子育てに関わる協働に賛同する行政、学校、自治会、各種団体・グループ、企業等が、既存の事業や活動を同じテーブルに乗せて情報を共有し、それぞれの事業や活動の充実を図るとともに、新に必要な活動の構築、活動を希望する地域人材の発掘を行い、地域総参加で子育てを行う活動を行うための日常的な関係をつくる繋がりです。このネットワークを実現する為に、市町村レベルにおいて関係する機関、学校、団体等で「地域協育プロジェクト会議(仮称)」を組織して「協育」活動について協議し、協議された内容は、実際に活動する校区レベル等での活動につなげて行きます。このような地域の各組織(大人)の繋がりをいいます。


Q2 「協育」ネットワークを創るうえでの基本は何ですか?

> 総合的な教育行政の視点

 「協育」ネットワークを構築するためには各関係機関・組織等の協働体制の確立が必要です。そのためにはまず、社会教育行政と学校教育行政の連携強化が重要になると考えられます。すなわち子どもの成長発達は、社会教育や学校教育という個別化された領域で考えられるのではなく、総合的視点から考えられなくてはなりません。したがって生涯学習を念頭に置いた総合的な教育行政という視点が重要になります。

> 行政と地域社会の総合的な連携

 地域社会には、多くの活動組織・団体が存在します。そのような組織・団体を把握し、連携強化を通して協働体制の確立が考えられねばなりません。そのためには情報ネットワークの整備や人材ボランティアの活用が要請されます。さらには、行政と地域社会の活動組織・団体と企業等との連携が重要になります。従来、企業との連携はあまり重視されてこなかったといえますが、今後、地域社会における企業との連携、言い換えれば企業の資源の活用なくして、「協育」ネットワークの構築は不可能であるといっても過言ではありません。

> 教育行政のリーダーシップ

 このようなネットワークづくりには、教育行政がリーダーとしての役割を果たすことが重要になります。なぜなら教育行政の対象は学校教育のみならず、社会教育、家庭教育などあらゆる面に及んでいますので、家庭、学校、地域社会を繋ぎ、ネットワークづくりを進めやすいと考えられるからです。

行政が総合的な視点に立って「協働の方策」を持ち、教育行政が中心となり、地域社会にある教育機能を持つ多くの主体の連携をどう推進していくか、ということです。



Q3 「協育」ネットワークをつくる方法は?


> 子どもが参加する活動の組織化

 「協育」ネットワークのシステムを創るためには、まず多くの人々(大人)に活動に参加してもらうためにどうすべきかを考えることが必要です。保護者の立場に立てば、子どもの成長・発達が実感できる活動が大切であり、そのために、今行われている様々な活動をの組織化が考えられます。さらに気軽に参加できる多様な活動を企画することも重要です。

> 継続的な活動

 活動を定期的・継続的に行う方法を考えることが必要です。そのためには、継続性のある活動テーマを設定することとともに、地域の指導者をどう参加していただくをが考えなければなりません。

> リーダーの育成

 ネットワークづくりを進めるためには、それぞれの活動の活発化と同時に、ネットワークの維持・発展のためにリーダーシップを発揮する人材の育成をどうするかが重要になります。多くの人を対象とした定期的な意見交換会や研修会を開催することが大切です。

> 学校との連携

 子どもの学習力や社会規範等の基礎的な力を身につける場である、学校の理解と協力が重要です。学校においても開かれた学校づくりや子どもの体験活動の推進、家庭や地域の協力体制の促進などの多くのメリットがあることなどから、主体的に参画していただくよう説明することが大切です。

今行われている様々な活動を組織化し、継続した活動へと発展していくよう地域の人々や教職員が主体的に「協育」ネットワークに参加するよう、キーパーソンとなる地域のリーダーの育成を行い、リーダーを中心としてネットワークを創ります。

Q4 「協育」ネットワークと青少年健全育成会議はどう違うのですか?

 市町村では「青少年健全育成会議」等の青少年育成の組織があり、市町村の実態に即した活動が行われています。しかし、ほとんどの市町村においては「協議機能」が中心であり、具体的な活動は行政が実施したり、地区ごとにイベントを開催したりしているのが実態のようです。

 「協育」ネットワークとは、こうした青少年健全育成会議等の活動組織との連携を図りつつ、そこで協議されたことを含み、地域の人々が実際に活動するシステムをつくるための地域総参加の組織です。そのために、団体・グループや地域で活動する大人や各種事業等のネットワーク化を促進して有効な活動を行うとともに、学校、家庭への支援も重要な役割となります。


 Q5 活動するネットワークエリアは?

 日常の生活圏となっている中学区程度がいいでしょう。そのエリアの教職員、地域の大人、PTA等団体・グループ、機関、企業等が同じテーブルについて次のようなことを協議するための会議を実施し、実践するためのネットワークを作ります。 


Q6 どんな活動をするのですか?

> 文化体験・自然体験活動

 子どもたちの自然体験活動、文化体験活動の促進や「心の居場所」づくりなどのために、子ども対象の活動団体・グループや学校等の代表者が、それぞれの活動の状況や課題を共有し、地域の大人等が総参加で日常的な体験活動のプログラムを提供します。

> 安全・安心な地域作り活動

 子どもの安全や子どもを非行から守る活動を効果的に実施するために、これまで関係事業を実施している関係団体、機関、学校、地域等が、それぞれの活動の状況や課題を共通理解し、連携して効果的に実施するための協議を行い計画的に活動します。

> 豊かな学校教育活動への支援

 今学校は、家庭教育力や地域社会の教育力の低下に伴う学校教育への過度の依存、家庭環境等による子どもの多様化など、多くの課題を背負っています。その教育課題へ対応しつつ、子どもたちの教育活動を、より豊かにするために地域の教育力を活用することが求められており、地域住民ができる支援をおこいます。



  ※参考:「地域協育振興のためのQ&A」
        (平成18年3月 大分県地域協育進行協議会発行)

  ※参考:「地域協育振興モデル事業手引き」
        (平成17年4月 大分県教育委員会作成)

 


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